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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻7号

1998年07月発行

文献概要

図解・病態のメカニズム 膵疾患・7

膵性糖尿病の病態

著者: 中村光男1 梅田芳彦1 小川吉司1 山田尚子1

所属機関: 1弘前大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1275 - P.1278

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 糖尿病とは高血糖症候群であり,最終的にはインスリン分泌不足かインスリン作用不足に基づいている.糖尿病病型からみると一次性糖尿病と二次性糖尿病とに分けることができ,二次性糖尿病のうち膵自体に原因のあるものを膵性糖尿病と呼んでいる.すなわち,膵全摘,膵切除,慢性膵炎,膵癌などがその原因としてあげられる1).本稿では,主に慢性膵炎に合併する糖尿病(膵性糖尿病)の発症機序,特徴と診断,病態に基づいた治療について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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