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続・アメリカの医学教育 スタンフォード大学病院レジデント生活・4
現代アメリカにおけるGood Doctorとは—Part 1:Compassionate Doctor
著者: 赤津晴子1
所属機関: 1アメリカ・スタンフォード大学病院内分泌内科
ページ範囲:P.1295 - P.1298
文献購入ページに移動 医学部を卒業した時点がDoctorの誕生であるとすれば,インターンシップ,レジデンシーといった卒後研修は“Good”Doctorになるべく,それをめざしての厳しいトレーニング期間といえよう.
それでは「良い医師」とはどのような医師のことをいうのであろうか.画一的な答えがあるわけではない.この質問を10人に投げかけたら,日本,アメリカを問わず10通りの答えが返ってくるかも知れない.しかし,私が受けてきたアメリカの卒前・卒後医学教育では,少なくとも次の二つの要素が,現代アメリカにおける“Good Doctor”の必要条件であると教えられてきた.第一には“Compassionate”Doctorであること,第二には“Competent”Doctorであること.
それでは「良い医師」とはどのような医師のことをいうのであろうか.画一的な答えがあるわけではない.この質問を10人に投げかけたら,日本,アメリカを問わず10通りの答えが返ってくるかも知れない.しかし,私が受けてきたアメリカの卒前・卒後医学教育では,少なくとも次の二つの要素が,現代アメリカにおける“Good Doctor”の必要条件であると教えられてきた.第一には“Compassionate”Doctorであること,第二には“Competent”Doctorであること.
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