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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻8号

1998年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療 虚血性心疾患

TMRとPMR(レーザー心筋血行再建術)

著者: 中村正人1

所属機関: 1東邦大学大橋病院第3内科

ページ範囲:P.1354 - P.1356

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ポイント
●TMRおよびPMRは,レーザーを心筋表面から照射することで左室心筋を貫く小孔を作成し,心筋内に血管新生を導く間接的な血行再建術である.
●TMRおよびPMRは,冠動脈形成術や冠動脈バイパス術による血行再建が不可能な薬物抵抗性の狭心症症例が適応となる.
●施行例の約1/3の症例で症状が消失,約75%の症例でCCS分類による狭心症クラス2度以上の症状改善が期待できる.
●TMRおよびPMR後の症状改善は,灌流改善効果よりも早期である.
●作用メカニズムについては,未だ不明な点が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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