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今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療 弁膜症
僧帽弁狭窄に対する経皮経静脈的僧帽弁裂開術(PTMC)
著者: 永田正毅1
所属機関: 1関西労災病院内科
ページ範囲:P.1371 - P.1373
文献購入ページに移動●僧帽弁狭窄症の治療の一手段として,経皮経静脈的僧帽弁裂開術(PTMC)が確立された.
●PTMCの特徴は非開心術で低侵襲性でありながら,その効果は開心術とほぼ同等である.
●手技的には井上バルーンを用いた術式が世界的になっている.
●PTMCの良い適応は,開心術の交連切開術の適応となる症例である.
●PTMCの効果は長期間持続する.
●PTMCの合併症で注意を払う必要のあるものは,弁亀裂による高度の僧帽弁逆流と心タンポナーデである.
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