文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療 弁膜症
石灰化大動脈弁狭窄に対するバルーン弁形成術
著者: 玉井秀男1
所属機関: 1滋賀県立成人病センター救急部
ページ範囲:P.1374 - P.1375
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●高齢者の石灰化大動脈弁狭窄症の内科的治療は予後不良であり,大動脈弁置換術も手術死亡率は高い.
●バルーン弁形成術は,高齢者石灰化弁狭窄症に対する非侵襲的治療法として手術リスクの高い症例に適応されてきた.
●現在は,術後の高い再狭窄率のために長期的有効性は疑問視され,手術リスクの高い症例に対して手術を前提として,主として心機能改善の目的に使用されている.
●高齢者の石灰化大動脈弁狭窄症の内科的治療は予後不良であり,大動脈弁置換術も手術死亡率は高い.
●バルーン弁形成術は,高齢者石灰化弁狭窄症に対する非侵襲的治療法として手術リスクの高い症例に適応されてきた.
●現在は,術後の高い再狭窄率のために長期的有効性は疑問視され,手術リスクの高い症例に対して手術を前提として,主として心機能改善の目的に使用されている.
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