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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻8号

1998年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療 先天性心疾患

肺動脈弁狭窄,末梢性肺動脈狭窄に対する弁形成術,血管形成術

著者: 石澤瞭1 於保信一1 百々秀心1

所属機関: 1国立小児病院循環器科

ページ範囲:P.1390 - P.1393

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ポイント
●経皮的バルーン弁形成術は,肺動脈弁狭窄に対する治療法の第一選択である.適応は右室・肺動脈圧較差40〜50mmHg以上である.合併症も比較的少なく,成績は良好である.異形成弁に対する成績は悪いが,試みる価値はある.
●末梢性肺動脈狭窄に対するバルーン形成術の成功率は60〜70%であり,術後狭窄の治療法として有効である.
●複雑心奇形に対するstaged operationにおいて,外科治療との共同作業により,患者をより良い修復状態にもっていく治療法として,末梢性肺動脈狭窄に対するバルーン形成術の目的と意義がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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