medicina35巻8号

1998年08月発行

今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療

先天性心疾患

経カテーテル心房中隔欠損閉鎖術（TASDC）

著者： 小林俊樹¹ 小池一行¹

所属機関： ¹埼玉医科大学心臓病センター小児心臓科

ページ範囲：P.1394 - P.1397

文献概要

ポイント
●閉鎖栓は数種類みられるが，閉鎖可能な心戻中隔欠損の大きさは2cm程度が上限と考えられており，全心房中隔欠損症例の30〜40％がその適応と推察される．
●経食道心エコー図検査が，適応決定および閉鎖術中のモニターとして重要であり不可欠である．