icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻8号

1998年08月発行

今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療

不整脈

上室性頻拍に対するカテーテルアブレーション

著者: 杉薫1

所属機関: 1東邦大学大橋病院第3内科

ページ範囲:P.1406 - P.1408

文献概要

ポイント
●発作性上室性頻拍,通常型心房粗動がカテーテルアブレーションの良い適応である.
●多源性心房頻拍,心房細動のアブレーションによる根治は困難である.
●薬物治療と比較すると長期(生涯)服用が不要で薬物による副作用の心配はなく,手術治療と比較すると開胸しなくともよく,入院期間も短い利点がある.
●合併症は,血管心筋損傷による心タンポナーデ,血栓塞栓症,房室ブロック,穿刺部位の内出血である.
●高周波通電により安全性は向上しており,治療成績を把握して適応を守れば上室性頻拍の第一選択治療法となりうる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら