文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療 不整脈
植込み型除細動器(ICD)
著者: 竹下晃子1 三田村秀雄1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科
ページ範囲:P.1412 - P.1414
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●心臓突然死の原因となるVT,VFといった致死性不整脈に対して,近年,植込み型除細動器(ICD)による治療法が臨床応用されている.
●ICDは致死性不整脈による突然死の回避のための最終選択の治療法となりうるが,原病の進行が抑えられない限り全死亡率の改善につながらない場合もある.
●今後さらなる有効性,安全性を確立し,患者の肉体的,精神的苦痛を軽減するよう努めるとともに,適応の拡大やhigh risk patientに対する予防的ICD植込み術への検討を進める必要がある.
●心臓突然死の原因となるVT,VFといった致死性不整脈に対して,近年,植込み型除細動器(ICD)による治療法が臨床応用されている.
●ICDは致死性不整脈による突然死の回避のための最終選択の治療法となりうるが,原病の進行が抑えられない限り全死亡率の改善につながらない場合もある.
●今後さらなる有効性,安全性を確立し,患者の肉体的,精神的苦痛を軽減するよう努めるとともに,適応の拡大やhigh risk patientに対する予防的ICD植込み術への検討を進める必要がある.
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