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今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療 心不全と心筋症
閉塞性肥大型心筋症に対する中隔心筋アブレーション
著者: 高山守正1
所属機関: 1日本医科大学附属病院集中治療室・第1内科
ページ範囲:P.1430 - P.1434
文献購入ページに移動●進行した閉塞性肥大型心筋症に対する新しい治療法であり,経皮的冠動脈形成術(PTCA)の技術を用いて,閉塞部を形成する中隔心筋を灌流する中隔枝へ高濃度エタノールを注入し,局所的な心筋壊死をつくり狭窄を解除するカテーテル治療法である.
●合併症として三束ブロックによる完全房室ブロックが生じ,10〜20%に恒久的ペースメーカーの植込みを要する.
●治療法の歴史は浅く,遠隔期予後は3〜6カ月では良好な成績だが,さらに長期の予後は不明であり,今後DDDペースメーカー植込み,中隔心筋切除術と比較しての検討が必要である.
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