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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻9号

1998年09月発行

文献概要

今月の主題 腹部エコーToday 腹腔内臓器における腹部エコー法の役割

肝血管腫

著者: 冨山剛1 上野規男1 田野茂夫1

所属機関: 1自治医科大学消化器内科

ページ範囲:P.1529 - P.1531

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ポイント
●肝血管腫は,通常周囲との境界が明瞭で凹凸不整な辺縁を有する楕円形の腫瘍として描出される.内部エコーにより高エコー型,辺縁高エコー型,混合エコー型の3型に分類されるが,高エコー型の頻度が最も高い.
●体位変換や腹壁の圧迫により,エコー所見が変化する場合がある.
●慢性肝障害を合併している場合には,肝細胞癌との鑑別が重要である.
●血行動態が評価可能なカラードプラ法や造影エコー法は,肝血管腫と肝細胞癌の鑑別に有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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