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今月の主題 腹部エコーToday 腹腔内臓器における腹部エコー法の役割
後腹膜(リンパ節も含む)
著者: 柚木雅至1 國松奈津子1 河野敦1
所属機関: 1聖母会聖母病院放射線科
ページ範囲:P.1564 - P.1566
文献購入ページに移動●超音波検査は液体貯留,嚢胞性腫瘤,壊死部分の検出,血管の評価に優れる.
●後腹膜腔液体貯溜の原因としては,①膵炎,重症の腎孟腎炎,脊椎炎,消化管の腹腔外穿孔などに伴う滲出液や膿瘍,②外傷や動脈瘤破裂などによる出血,③urinomaなどがある.
●リンパ管腫は単房性あるいは多房性嚢胞のエコー像を呈する.
●大動脈解離では,剥離した内膜(intimal flap)が線状エコーとして描出される.
●悪性リンパ腫のリンパ節は,一見嚢胞のような球形の均一な低エコーを呈することが多い.
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