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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻9号

1998年09月発行

文献概要

今月の主題 腹部エコーToday 症状に応じた腹部エコーの活用法

血尿

著者: 金田智1

所属機関: 1東京都済生会中央病院放射線科

ページ範囲:P.1608 - P.1610

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ポイント
●血尿をきたす疾患のうちで超音波検査が有効なものには,尿路の悪性腫瘍,尿路結石,腎の動静脈奇形などがある.
●若年者の肉眼的血尿では尿路結石と腎の動静脈奇形を,癌年齢者の血尿では尿路結石と尿路系の悪性腫瘍を考えて検査する.
●超音波検査では,通常腎から腎盂尿管移行部までと,尿管下端部から膀胱が観察可能である.尿管のスクリーニングとしては,経静脈性尿路造影が第一選択となる.
●腎動静脈奇形,腎動静脈瘻のスクリーニング検査法としては超音波カラードプラ法が有用であり,Bモード法による超音波断層像や通常の単純・造影CTは有効ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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