icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻9号

1998年09月発行

文献概要

Drug Information 副作用情報・29

エパルレスタットの危険と利益のバランス

著者: 浜六郎1

所属機関: 1医薬ビジランスセンターJIP

ページ範囲:P.1663 - P.1666

文献購入ページに移動
 エパルレスタット(キネダック®)は,アルドース還元酵素阻害剤(以下,ARI)に属する物質である.糖尿病性末梢神経障害治療剤として1992年から発売されている.推定市場は毎年230〜300億円.1995年まではインスリンの推定市場(約200億円)より多かったが,その費用に見合う効果と安全性はあるのだろうか.TIP誌では,1996年12月号で主に有効性の点について論じたが,今回,肝機能障害の副作用が報告されたので,改めてその危険/益比を検討し報告する2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?