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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻1号

1999年01月発行

今月の主題 抗菌薬の適切な使い方

抗菌薬を適切に使うために知っておくべきポイント

抗菌薬の不適切な使い方の実例と問題点

著者: 北原光夫1

所属機関: 1東京都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.30 - P.31

文献概要

●単なる発熱では患者に説明して,薬剤を使用せずに熱型をつけるように指導する.
●高齢者の市中感染肺炎の原因菌は,頻度の高い順に肺炎球菌,インフルエンザ球菌,グラム陰性桿菌である.
●高齢者の市中肺炎で入院を必要とする症例には,アンピシリン-スルバクタム(ユナシン®)を投与する.さらに重症例には,これにマクロライド系薬を加える.
●IVH挿入例の発熱では必ずカテーテル感染を考え,IVHの抜去とともにカテーテルの培養と血液培養を行う.また,薬剤熱を看過してはならない.
●抗菌薬投与の効果がみられない場合は,抗菌薬の変更よりもむしろ一時的に中止して,発熱の原因検索をやり直す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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