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今月の主題 抗菌薬の適切な使い方 各種の主要感染症と抗菌薬の使い方
院内肺炎
著者: 稲松孝思1
所属機関: 1東京都老人医療センター感染症科
ページ範囲:P.96 - P.97
文献購入ページに移動●院内発症肺炎(院内肺炎)は,各種疾患の入院加療経過中に,宿主条件の悪化(原疾患による場合と医原性のものとがある)とともに発症してくる肺炎であり,①基礎疾患が複雑なこと,②院内での交叉感染による各種耐性菌による肺炎が多いこと,③極度のcompromised hostでは,弱毒菌による日和見感染が多いことなどが特徴的である.
●誤嚥性肺炎例では,好気培養所見に加えて嫌気性菌が混合感染を起こしていることを念頭に置いて薬剤を選択する.
●喀痰からMRSAが検出される例のなかで,それが起炎菌になっているものは,多く見積もっても10%未満である.
●誤嚥性肺炎例では,好気培養所見に加えて嫌気性菌が混合感染を起こしていることを念頭に置いて薬剤を選択する.
●喀痰からMRSAが検出される例のなかで,それが起炎菌になっているものは,多く見積もっても10%未満である.
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