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文献概要
今月の主題 抗菌薬の適切な使い方 最近問題になっている細菌感染症
ペニシリン耐性肺炎球菌感染
著者: 岩田敏1
所属機関: 1国立霞ケ浦病院小児科
ページ範囲:P.141 - P.145
文献購入ページに移動●ペニシリン耐性肺炎球菌は,肺炎球菌のペニシリン結合蛋白が変異することにより,β-ラクタム系薬に対する親和性が低下して耐性化した菌で,本邦における分離頻度は約40%である.
●その病原性はペニシリン感性菌と変わらないため,MRSAとは異なり市中感染症として問題になる.特に中耳炎,化膿性髄膜炎の場合には難治化しやすい.
●β-ラクタム系のカルバペネム系薬とペネム系薬,およびバンコマイシンが有効.
●その病原性はペニシリン感性菌と変わらないため,MRSAとは異なり市中感染症として問題になる.特に中耳炎,化膿性髄膜炎の場合には難治化しやすい.
●β-ラクタム系のカルバペネム系薬とペネム系薬,およびバンコマイシンが有効.
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