文献詳細
文献概要
今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患 甲状腺疾患
結節性甲状腺腫の扱い方
著者: 宮内昭1
所属機関: 1隈病院外科
ページ範囲:P.1608 - P.1610
文献購入ページに移動●「結節性甲状腺腫」は触診所見であり,あくまでも暫定的診断名である.
●鑑別診断で重要な検査は超音波検査と穿刺吸引細胞診である.
●CT,MRI,各種の腫瘍シンチは悪性腫瘍と診断がついた後で必要に応じて検査する.
●明らかな悪性腫瘍を除外した「狭義の結節性甲状腺腫」の大部分は良性腫瘍であるが,なお一部に濾胞癌が混じっている.
●濾胞癌の術前診断は難しい.濾胞癌の可能性が高い濾胞性腫瘍は手術の適応である.
●鑑別診断で重要な検査は超音波検査と穿刺吸引細胞診である.
●CT,MRI,各種の腫瘍シンチは悪性腫瘍と診断がついた後で必要に応じて検査する.
●明らかな悪性腫瘍を除外した「狭義の結節性甲状腺腫」の大部分は良性腫瘍であるが,なお一部に濾胞癌が混じっている.
●濾胞癌の術前診断は難しい.濾胞癌の可能性が高い濾胞性腫瘍は手術の適応である.
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