文献詳細
文献概要
今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患 下垂体疾患
下垂体機能低下症
著者: 渡部肇1 須田俊宏1
所属機関: 1弘前大学医学部第3内科
ページ範囲:P.1628 - P.1631
文献購入ページに移動●下垂体機能低下症の病因としては,男性では下垂体腫瘍が最も多いが,女性ではSheehan症候群(分娩後下垂体壊死)が腫瘍と同程度の頻度で認められる.低頻度ながら常に考慮しなければならない疾患としては,ACTH単独欠損症やリンパ球性下垂体炎などがある.
●治療されずに放置されると,副腎クリーゼや下垂体性昏睡を併発しうる.これらは直ちに治療を開始しなければならない内分泌緊急症である.
●治療されずに放置されると,副腎クリーゼや下垂体性昏睡を併発しうる.これらは直ちに治療を開始しなければならない内分泌緊急症である.
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