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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻10号

1999年10月発行

文献概要

今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患 カルシウム代謝

低カルシウム血症

著者: 山本通子1 尾形毅樹1 村上健彦1

所属機関: 1防衛医科大学校第3内科

ページ範囲:P.1643 - P.1645

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●低Ca血症に特徴的な所見はテタニー発作であるが,真性てんかんと区別できない痙攣発作を示す患者も少なくない.
●てんかんとして加療中の患者はしばしば無症状なので,低Ca血症除外のために一度は血清Ca値を測定しておくとよい.
●低Ca血症の鑑別診断には,血清P値とPTHの測定が有用である.ビタミンd作用不全病態の鑑別には,血中25-OHD(ただし保険診療の適用外)または1,25-(OH)2Dの測定が役立つ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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