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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻10号

1999年10月発行

文献概要

今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患 性機能異常をきたす内分泌異常

男性性腺機能低下症

著者: 宮地幸隆1

所属機関: 1東邦大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1679 - P.1681

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●男性性腺機能低下症はアンドロゲンの産生低下,精子形成能の低下あるいは両者がともに認められる疾患である.
●視床下部-下垂体系に障害のある続発性性腺機能低下症,精巣に障害のある原発性性腺機能低下症および精子輸送障害がある.
●思春期前では類宦官的体型を示し,また思春期を迎え,二次性徴の発育不全を示す.
●診断には血中テストステロンの測定をまず行い,次にLH,FSHの測定とLHRh負荷に対する反応をみる.
●治療としては,視床下部性のものであればLHRH,下垂体性のものではLHとFSH,精巣原発性のものではアンドロゲンによる治療を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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