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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

けんさ—私の経験

喀痰品質評価の重要性

著者: 石田直1

所属機関: 1倉敷中央病院内科

ページ範囲:P.34 - P.34

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 喀痰検査は,検体が容易に採取でき侵襲が少ないため,呼吸器感染症の起炎菌検索に最も頻用されてきた.しかしながら,口腔内常在菌の汚染を受けるために,塗抹や培養で検出された菌が起炎菌であるとは限らないという欠点を有する.定量培養を行うことが起炎菌を決定する良い方法であるが,もう一つ,喀痰の品質を評価し良質の痰にて検査を行うことも重要である.
 喀痰の品質評価法としてはGeckler分類が有名であるが,やや煩雑であり実際の臨床の場には導入しにくい点がある.われわれは朝野らの方法に従い,グラム染色の鏡検所見により以下のように分類を試みている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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