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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 一般検査 尿検査

尿ポルフィリン体

著者: 竹内意1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第3内科

ページ範囲:P.76 - P.78

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 ポルフィリンは,ヘモグロビンなどのヘム蛋白の構成成分であるヘムの前駆物質である.図1に示すように,グリシンとサクシニルCoAが素材となり,δ-アミノレブリン酸(ALA),ポルフォビリノーゲン(PBG),ウロポルフイリン(UP),コプロポルフィリン(CP),プロトポルフィリン(PP)などの中間産物を経てヘムが合成される.この中間代謝産物を総称してポルフィリン体(P体〉と呼ぶ.
 尿ではALA,PBG,UP,CPが測定可能である.UP,CPが存在すると尿は赤色を呈する.PBGは放置すると酸化され特有のブドウ酒色を呈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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