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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

けんさ—私の経験

救急医療と末梢血塗抹検査

著者: 河野正樹1

所属機関: 1自治医科大学救急医学

ページ範囲:P.85 - P.85

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 救急医療に末梢血塗抹検査は関係が薄いと考えている読者もいらっしゃると思います.しかし1992年に提唱され,救急医療の現場で汎用されているsystemic inflamrnatory response syndrome(以下SIRS)の診断基準のなかに「幼弱顆粒球>10%」との項目があります.本稿では,敗血症性ショックを呈し,死後に末梢血塗抹検査より急性前骨髄球性白血病(APL,M3)と判明した症例を紹介し,救急医療の現場でも末梢血塗抹検査は大切であることを強調したいと思います.
[症例]49歳,女性.主訴:発熱,出血傾向.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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