icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 蛋白

フィブロネクチン

著者: 西成田進1

所属機関: 1日本大学医学部第1内科

ページ範囲:P.224 - P.224

文献購入ページに移動
検査の目的・意義
 フィブロネクチン(fibronectin:FN)は血漿,羊水その他の体液中に存在する糖蛋白である.主な産生細胞は肝細胞,血管内皮細胞,血液単球である.血漿FN,細胞性FN,胎児型FNがある.その機能は細胞同士の接着,細胞移動,細胞の分化,損傷組織の修復,オプソニン作用などのほか,最近では癌転移の抑制,免疫,炎症反応への関与も報告されている.これら多彩なFNの機能が関与する免疫・炎症の病態を反映する一つの血清学的な指標としての意義をもつ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?