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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 炎症マーカー

炎症マーカー総論

著者: 河合忠1

所属機関: 1国際臨床病理センター

ページ範囲:P.225 - P.227

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 炎症とは,細胞や組織の傷害に対する一連の防御的局所反応であって,形態学的には,①細胞の変性・壊死,②血管反応および③細胞の増殖により特徴づけられる.もちろん,炎症局所における生化学的変化についても詳細な研究がなされている.
 炎症を誘発する組織傷害因子としては,①各種の病原微生物(感染),②物理的因子(外傷,熱,寒冷,放射線など),③化学的因子(強アルカリ,強酸,テルペン油など),④循環障害(梗塞,腫瘍など),⑤免疫反応による傷害,がある.炎症が局所的反応を超えて全身的反応に及ぶと,いろいろな臨床検査結果に影響を及ぼすようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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