文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 窒素化合物
尿酸
著者: 山中寿1
所属機関: 1東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター
ページ範囲:P.250 - P.253
文献購入ページに移動異常値の出るメカニズムと臨床的意義
1.尿酸の体内動態
尿酸は霊長類における核酸の最終代謝産物であり,通常1日700mgが産生され,このうち500mgは腎臓から尿中へ,200 mgは腎外(主として消化管)に排泄される.尿酸生合成経路と腎における尿酸転送経路を図1に示す.
体内には約1,200mgの尿酸プールが存在し,血清尿酸値の上昇が持続するとプールも大きくなると考えられる.
1.尿酸の体内動態
尿酸は霊長類における核酸の最終代謝産物であり,通常1日700mgが産生され,このうち500mgは腎臓から尿中へ,200 mgは腎外(主として消化管)に排泄される.尿酸生合成経路と腎における尿酸転送経路を図1に示す.
体内には約1,200mgの尿酸プールが存在し,血清尿酸値の上昇が持続するとプールも大きくなると考えられる.
掲載誌情報