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文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 酵素および関連物質
膵エラスターゼ1
著者: 小川道雄1
所属機関: 1熊本大学医学部第2外科
ページ範囲:P.318 - P.318
文献購入ページに移動異常値の出るメカニズムと臨床的意義
エラスターゼは,エラスチンを分解しうる唯一のプロテアーゼである.ヒトでは膵臓のほか,白血球,血小板,血管壁など種々の組織に存在する.
膵臓のエラスターゼは膵液中に分泌され消化酵素として作用している.ヒトの膵液中には,エラスターゼ1とエラスターゼ2の二つのエラスターゼが存在する.両者は酵素化学的にも蛋白化学的にも,また免疫学的にも全く異なった酵素である.
エラスターゼは,エラスチンを分解しうる唯一のプロテアーゼである.ヒトでは膵臓のほか,白血球,血小板,血管壁など種々の組織に存在する.
膵臓のエラスターゼは膵液中に分泌され消化酵素として作用している.ヒトの膵液中には,エラスターゼ1とエラスターゼ2の二つのエラスターゼが存在する.両者は酵素化学的にも蛋白化学的にも,また免疫学的にも全く異なった酵素である.
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