文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液生化学検査 糖質および関連物質
文献概要
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
健常人では,腎糸球体毛細血管のsize barrier,charge barrierによりアルブミンを主とした血漿蛋白の透過は規定されている.しかしながら,わずかなアルブミンは腎糸球体毛細血管を透過するが,その大部分は尿細管で再吸収されるため,通常の測定法では,尿蛋白あるいは尿中アルブミンは検出されない.したがって,尿中アルブミンの出現は糸球体障害の存在を示唆する.
健常人では,腎糸球体毛細血管のsize barrier,charge barrierによりアルブミンを主とした血漿蛋白の透過は規定されている.しかしながら,わずかなアルブミンは腎糸球体毛細血管を透過するが,その大部分は尿細管で再吸収されるため,通常の測定法では,尿蛋白あるいは尿中アルブミンは検出されない.したがって,尿中アルブミンの出現は糸球体障害の存在を示唆する.
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