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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集

血液生化学検査 糖質および関連物質

インスリン受容体,抗インスリン受容体抗体

著者: 佐藤智己1 浜口朋也1 花房俊昭1

所属機関: 1大阪大学大学院分子制御内科学講座(第2内科)

ページ範囲:P.356 - P.357

文献概要

異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 インスリンは標的細胞のインスリン受容体と結合し,作用を発揮する.そのシグナル伝達に異常をきたした場合,インスリン抵抗性が生じ,糖尿病を引き起こす原因となる.伝達異常のメカニズムの一つとして,インスリン受容体遺伝子に異常があり,細胞膜上の受容体数の減少や構造異常のためインスリン結合の低下をきたすことが挙げられる.また,血中に出現した抗インスリン受容体抗体が競合的にインスリンとインスリン受容体の結合を阻害していることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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