文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液生化学検査 糖質および関連物質
文献概要
ヒアルロン酸存在の臨床的意義
ヒアルロン酸(hyaluronic acid,hyaluronan)は単鎖状構造をもつグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一つで,グリコサミノグリカンのうち最大の分子量を示す(5万〜800万).他のグリコサミノグリカンと異なり硫酸基を含まない.ヒアルロン酸は保水性がきわめて大で,これが生体内組織に存在する意義となる.組織中のヒアルロン酸はコア蛋白を介してアグリゲート(会合体)として存在する.
最近このヒアルロン酸に特異的に結合する蛋白,アグリカンやネクチンを利用して,血中のヒアルロン酸測定が可能となった.
ヒアルロン酸(hyaluronic acid,hyaluronan)は単鎖状構造をもつグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一つで,グリコサミノグリカンのうち最大の分子量を示す(5万〜800万).他のグリコサミノグリカンと異なり硫酸基を含まない.ヒアルロン酸は保水性がきわめて大で,これが生体内組織に存在する意義となる.組織中のヒアルロン酸はコア蛋白を介してアグリゲート(会合体)として存在する.
最近このヒアルロン酸に特異的に結合する蛋白,アグリカンやネクチンを利用して,血中のヒアルロン酸測定が可能となった.
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