文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 脂質・リポ蛋白
リポ蛋白分画
著者: 山田信博1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科
ページ範囲:P.382 - P.384
文献購入ページに移動 リポ蛋白は脂質と蛋白の複合体を指し,その特性によりいくつかの分画に分けられる.分画する方法としては,①密度に基づく方法,②電気泳動法に基づく方法,③粒子サイズに基づく方法がある.
一般によく知られている命名法は,密度に基づく分画法によっている.リポ蛋白は,脂質と蛋白の複合体であり,脂質含量が多いとその比重は低くなり,蛋白含量が多いと比重は高くなる.低いリポ蛋白より,超低比重リポ蛋白(very low density lipoprotein:VLDL),低比重リポ蛋白(lowdensity lipoprotein:LDL),高比重リポ蛋白(high density lipoprotein:HDL)が正常には存在する.ある種の病的状態で,VLDLとLDLの間のリポ蛋白(intermediate density lipoprotein:IDL)が増加することがある.
一般によく知られている命名法は,密度に基づく分画法によっている.リポ蛋白は,脂質と蛋白の複合体であり,脂質含量が多いとその比重は低くなり,蛋白含量が多いと比重は高くなる.低いリポ蛋白より,超低比重リポ蛋白(very low density lipoprotein:VLDL),低比重リポ蛋白(lowdensity lipoprotein:LDL),高比重リポ蛋白(high density lipoprotein:HDL)が正常には存在する.ある種の病的状態で,VLDLとLDLの間のリポ蛋白(intermediate density lipoprotein:IDL)が増加することがある.
掲載誌情報