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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 血液ガス・電解質・微量金属

Mg(マグネシウム)

著者: 宮哲正1

所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.418 - P.418

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 マグネシウム(Mg)は生体内では4番目に多い陽イオンで,細胞内における生理反応での種々の酵素の活性剤であるとともに,高分子構造の保護物質として重要である.
 成人は300mg/日のMgを経口摂取し,その約40%が小腸から吸収され,尿から排泄される.吸収量の制御はなされてないようで,体内での維持は腎尿細管での排出・再吸収で制御されている.成人の体内には約1モル(24g)のMgが存在するが,主として骨や軟部組織を主とした細胞内にあり,血中には1%にも満たない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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