文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液生化学検査 ビタミン
文献概要
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
血中ビタミンが高値に出て臨床的に問題となるのはビタミンA,D,Eである.ビタミンAが高値に出る場合はA過剰症(中毒),高脂血症や脂肪肝をきたす過栄養,腎不全である.25(OH)D値が高値に出る場合はD過剰症(中毒)で,1α,25(OH)2Dが高値ならば原発性副甲状腺機能亢進症,慢性肉芽腫症,ビタミンD依存症くる病II型,カルシウム欠乏性,1,25D産生悪性リンパ腫が考えられる.ビタミンEは高脂血症や妊婦で高値をきたす.
低値をきたすメカニズムは表1に示した.
血中ビタミンが高値に出て臨床的に問題となるのはビタミンA,D,Eである.ビタミンAが高値に出る場合はA過剰症(中毒),高脂血症や脂肪肝をきたす過栄養,腎不全である.25(OH)D値が高値に出る場合はD過剰症(中毒)で,1α,25(OH)2Dが高値ならば原発性副甲状腺機能亢進症,慢性肉芽腫症,ビタミンD依存症くる病II型,カルシウム欠乏性,1,25D産生悪性リンパ腫が考えられる.ビタミンEは高脂血症や妊婦で高値をきたす.
低値をきたすメカニズムは表1に示した.
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