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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 血液生化学検査 ビタミン

ビタミンA,B1,B2,B6,D,E

著者: 橋詰直孝1

所属機関: 1東邦大学大橋病院臨床検査医学

ページ範囲:P.430 - P.431

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 血中ビタミンが高値に出て臨床的に問題となるのはビタミンA,D,Eである.ビタミンAが高値に出る場合はA過剰症(中毒),高脂血症や脂肪肝をきたす過栄養,腎不全である.25(OH)D値が高値に出る場合はD過剰症(中毒)で,1α,25(OH)2Dが高値ならば原発性副甲状腺機能亢進症,慢性肉芽腫症,ビタミンD依存症くる病II型,カルシウム欠乏性,1,25D産生悪性リンパ腫が考えられる.ビタミンEは高脂血症や妊婦で高値をきたす.
 低値をきたすメカニズムは表1に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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