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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集

内分泌学的検査 下垂体

TSH(甲状腺刺激ホルモン)

著者: 家入蒼生夫1

所属機関: 1獨協医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.456 - P.457

文献概要

 甲状腺刺激ホルモン(thyroid stimulating hormone:TSH,thyrotropin)は,下垂体前葉TSH産生細胞から分泌される糖蛋白ホルモンで,α,β二つのサブユニットから成り,このうちαサブユニットは,LH,FSH,hCGなどと共通の構造をとる.TSH分泌は,視床下部TRH(thyrotropin-releasing hormone:TSH分泌刺激ホルモン)により刺激され,甲状腺ホルモン特にトリヨードサイロニン(T3)により負の調節(negative feedback)を受けている.甲状腺機能状態の把握には最も有用な検査である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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