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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集

内分泌学的検査 副腎

尿中メタネフリン,尿中VMA(バニリルマンデル酸)

著者: 猿井宏1 安田圭吾1

所属機関: 1岐阜大学医学部第3内科

ページ範囲:P.480 - P.481

文献概要

異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 メタネフリンおよびノルメタネフリンはカテコールアミンの中間代謝物であり,バニリルマンデル酸(vanillyl mandelic acid:VMA)は最終代謝産物である(前項図1参照).分泌されたカテコールアミンの約35%はVMAとなり,約55%は遊離型,抱合型メタネフリン,ノルメタネフリンとして尿中に排泄される.そのため,尿中メタネフリン,ノルメタネフリン,VMAの測定は血中,尿中カテコールアミンと同様に,褐色細胞腫,神経芽細胞腫の診断,治療効果の判定,経過観察に重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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