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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 免疫学的検査 感染症関連検査 微生物の抗原・抗体検査

ボレリア・ブルグドルフェリ抗体(ライム病)

著者: 川端眞人1

所属機関: 1神戸大学医学部国際交流センター

ページ範囲:P.544 - P.545

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 Lyme病は野山に生息するマダニ(tick)によって媒介されるボレリア感染症である.本症は全身性に多彩な臨床症状を呈するが(表1),感染早期に出現する遊走性紅斑を除き特異的な所見はない.マダニ刺咬傷後に遊走性紅斑がみられる症例では経過から診断できるが,多くの症例は臨床診断は困難で,血清反応は補助診断として広く利用されている.マダニ刺咬傷後のインフルエンザ様症状,遊走性紅斑様の皮膚所見,原因不明の神経症状や関節症状などではLyme病を疑い,ボレリァ・ブルグドルフェリ抗体の検出を試みる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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