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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 免疫学的検査 感染症関連検査 微生物の抗原・抗体検査
つつが虫病抗体
著者: 橘宣祥1
所属機関: 1宮崎県立看護大学
ページ範囲:P.559 - P.559
文献購入ページに移動異常値の出るメカニズムと臨床的意義
つつが虫病はOrientia tsutsugamushi(Rickettsia tsutsugamushi)の感染による発熱,発疹ならびに刺し口を主要症状とする急性熱性疾患である.潜伏期は5〜14日である.典型的な症状がそろえば臨床的にも診断は困難ではないが,確定診断は病原学的検査による.血清抗体の証明が一般的である.
つつが虫病抗体すなわちO. tsutsugamushiに対する特異抗体は5〜7病日に上昇し始め,3〜4週で最高値に達する.急性期にはIgM抗体が陽性であるが,IgG抗体も同時に証明されることが多い.
つつが虫病はOrientia tsutsugamushi(Rickettsia tsutsugamushi)の感染による発熱,発疹ならびに刺し口を主要症状とする急性熱性疾患である.潜伏期は5〜14日である.典型的な症状がそろえば臨床的にも診断は困難ではないが,確定診断は病原学的検査による.血清抗体の証明が一般的である.
つつが虫病抗体すなわちO. tsutsugamushiに対する特異抗体は5〜7病日に上昇し始め,3〜4週で最高値に達する.急性期にはIgM抗体が陽性であるが,IgG抗体も同時に証明されることが多い.
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