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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 免疫学的検査 感染症関連検査 微生物の抗原・抗体検査
マラリア
著者: 大友弘士1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学熱帯医学教室
ページ範囲:P.562 - P.563
文献購入ページに移動異常値の出るメカニズムと臨床的意義
マラリアの免疫学的検査には,赤血球内寄生の無性原虫に対する患者の血中抗体を検出する方法と,患者血中に存在する病因原虫の特異蛋白や酵素などを免疫学的な手法を用いて検出する方法などが開発されている.
抗体検出法では間接蛍光抗体法が感度と信頼度の高い標準法として評価されているが,同種抗原あるいは異種抗原(サルマラリア原虫)を用いるかにより診断価値が異なり,医療機関がその抗原を確保して検査を行うのは一般に困難である.
マラリアの免疫学的検査には,赤血球内寄生の無性原虫に対する患者の血中抗体を検出する方法と,患者血中に存在する病因原虫の特異蛋白や酵素などを免疫学的な手法を用いて検出する方法などが開発されている.
抗体検出法では間接蛍光抗体法が感度と信頼度の高い標準法として評価されているが,同種抗原あるいは異種抗原(サルマラリア原虫)を用いるかにより診断価値が異なり,医療機関がその抗原を確保して検査を行うのは一般に困難である.
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