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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 免疫学的検査 免疫血液学的検査
抗グロブリン試験(Coombs試験)
著者: 村上純子1
所属機関: 1日本大学医学部臨床病理
ページ範囲:P.618 - P.620
文献購入ページに移動 抗グロブリン試験(anti-globulin test:AGT,またはCoombs試験)は,赤血球に対する抗体を検出する試験法の一つで,1945年Coombsらによって開発された.
直接抗グロブリン試験(D-AGT)は,赤血球表面にすでに結合している抗赤血球抗体や補体を検出する試験で,抗体は自己抗体であることが多い.一方,間接抗グロブリン試験(ID-AGT)は,血清中に存在する抗赤血球抗体を検出する試験で,輸血や妊娠・分娩によって産生された不規則抗体の検出法として広く用いられている.
直接抗グロブリン試験(D-AGT)は,赤血球表面にすでに結合している抗赤血球抗体や補体を検出する試験で,抗体は自己抗体であることが多い.一方,間接抗グロブリン試験(ID-AGT)は,血清中に存在する抗赤血球抗体を検出する試験で,輸血や妊娠・分娩によって産生された不規則抗体の検出法として広く用いられている.
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