文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
免疫学的検査 サイトカイン
文献概要
サイトカインとは,免疫担当細胞をはじめとする種々の細胞から産生される生理活性物質の総称である.従来は,リンパ球から産生される物質をリンフォカイン,単球・マクロファージから産生されるものをモノカインと呼んだが,産生細胞から区別するのは困難なため,最近ではサイトカインのことばが汎用される.また,インターロイキンということばもある.遺伝子クローニングがされ,その生理活性が明らかにされた物質に対して,最近では順番にインターロイキン(IL)-1,2,3……と呼ぶ傾向にある.現在までに1から18までが同定されている.
サイトカインレセプターは,細胞表面に発現されているサイトカインの受容体分子である.サイトカインとサイトカインレセプターとは,あたかも「鍵」と「鍵穴」の関係のように特異的であり,両者が細胞表面で結合することにより初めて細胞内にシグナルが伝達され,当該の遺伝子発現が行われ,サイトカインの生理活性が発揮される.
サイトカインレセプターは,細胞表面に発現されているサイトカインの受容体分子である.サイトカインとサイトカインレセプターとは,あたかも「鍵」と「鍵穴」の関係のように特異的であり,両者が細胞表面で結合することにより初めて細胞内にシグナルが伝達され,当該の遺伝子発現が行われ,サイトカインの生理活性が発揮される.
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