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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 腫瘍マーカー 乳腺・婦人科系

CA 15-3

著者: 松井哲1 池田正2 北島政樹2

所属機関: 1慶應がんセンター 2慶應義塾大学外科

ページ範囲:P.668 - P.669

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
 Carbohydrate antigen 15-3(CA 15-3)は高分子の糖蛋白と炭水化物の複合体であり,代表的な乳癌関連抗原である.乳癌特異性をめざすために,Hilkensら,およびKufeらにより作製された2種類のモノクローナル抗体(115D8,DF 3)を組み合わせて測定される.115D8はヒト乳脂肪膜に対するモノクローナル抗体であり,DF 3は乳癌肝転移細胞の膜成分に対するモノクローナル抗体である.CA 15-3は転移陽性乳癌で高値を示すことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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