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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻11号

1999年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集 HLA検査と染色体検査

HLA系とHLAタイピング

著者: 谷川宗1

所属機関: 1東京都立豊島病院輸血科

ページ範囲:P.714 - P.719

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HLA抗原の多型性
 1.HLA抗原とは
 HLA抗原(ヒト白血球抗原)は,ヒトのMHC(major histocompatibility antigen)と呼ばれる生物学的に重要な遺伝子群の標識として臨床医学,基礎医学の分野で貴重な情報を提供している.臨床的には臓器移植の実施に際して必要であり,また,ある種の疾患の罹患と相関がある点で重要である.
 2.HLA抗原の検査法と命名
 HLA抗原は最近まで,抗血清を用いて同定されてきた.HLA抗原にはクラス1抗原のHLA-A,B,C抗原とクラスII抗原のHLA-DR,DQ,DP抗原がある.抗血清を用いて同定される血清型には,表1-1,2のHLA specificityに示すような種類がある1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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