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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻12号

1999年11月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのCT 頭部CT

外傷

著者: 萩原章1 赤土みゆき1 井上佑一1

所属機関: 1大阪市立大学医学部放射線科

ページ範囲:P.1780 - P.1782

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●撮像法は,急性期には通常の単純CTで十分である.ただし,必要に応じて再検査することが重要である.
●脳実質外の病変として急性硬膜外血腫,急性硬膜下血腫,慢性硬膜下血腫,硬膜下水腫,くも膜下出血などがある.急性期には血腫は高吸収域に描出される.
●脳実質内の病変として,脳挫傷,脳内血腫,びまん性軸索損傷などがある.壊死に陥った脳実質が低吸収域に,血腫が高吸収域に描出される.
●高血圧性脳出血,脳動脈瘤破裂など外傷以外の病変との鑑別が必要なこともある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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