icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻12号

1999年11月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのCT 腹部CT

副腎

著者: 河野敦1

所属機関: 1獨協医科大学放射線医学

ページ範囲:P.1844 - P.1845

文献購入ページに移動
●副腎は小さな臓器であるため,CTは5mm以下の薄いスライス厚での検査が必要.
●コルチゾル産生腺腫は2cm以上の類円形の腫瘤であり,CTで全例,検出が可能である.
●アルドステロン産生腺腫は低吸収値の腫瘤であるが,小さいためCTでは検出できないこともある.
●褐色細胞腫は3cm以上の高度の造影剤増強効果を示す腫瘤で,全例CTで検出が可能である.
●非機能亢進性腺腫は低吸収値を示すことが多く,10HU以下の腫瘤は非機能亢進性腺腫と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?