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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻12号

1999年11月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのCT CTの新しい展開

ヘリカルCTによる大腸三次元画像および仮想内視鏡画像

著者: 山下康行1 門田正貴1 高橋睦正1

所属機関: 1熊本大学医学部放射線医学

ページ範囲:P.1866 - P.1870

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●近年,大腸疾患に対してヘリカルCTを用いた仮想内視鏡(virtual endoscopy)が注目されている.ヘリカルCTデータを用いることによって内視鏡像のみならず,充えい像や二重造影法のような画像を作成することも可能である.
●Virtual endoscopyでは,5mm以上のポリープは描出可能であり,大腸癌および粘膜下腫瘍では周囲組織との関係が三次元的に評価できる.さらに,大腸癌の完全閉塞例でも口側の病変範囲も描出可能である.
●注腸のようにバリウムが抜けずに病変が見逃されることや,内視鏡のように死角もないので今後の臨床応用が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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