medicina36巻13号

1999年12月発行

今月の主題 Evidenceに基づいた内科疾患の予防

循環器疾患の予防方法

冠動脈疾患発症後のアスピリン使用

著者： 石川欽司¹ 猪木達¹ 北山耕司¹

所属機関： ¹近畿大学医学部第1内科

ページ範囲：P.1987 - P.1989

文献概要

●アスピリン（ASA）は安定狭心症，不安定狭心症，および心筋梗塞の心筋梗塞再発，突然死などの心臓死（心事故）予防に有効である．投与量は，欧米では1日81〜325mg，本邦では1日50〜81mgである．健康人にASAを予防的に投与する有用性は確立されていない．