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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻13号

1999年12月発行

今月の主題 Evidenceに基づいた内科疾患の予防

呼吸器疾患の予防方法

肺塞栓症の二次予防

著者: 藤岡博文1 山田典一1 中野赳1

所属機関: 1三重大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1999 - P.2001

文献概要

●肺塞栓症は再発を特徴とし,その多くの塞栓源である下肢および骨盤腔の深部静脈血栓症への対策が必要である.
●肺塞栓症の二次予防策は,深部静脈での血栓の形成,進展阻止を目的とした抗凝固療法,遊離した血栓の肺への到達を阻止する下大静脈フィルターに大別される.
●抗凝固療法はまずヘパリンを用い,引き続いてワーファリン®に切り替えていく.
●下大静脈フィルターは抗凝固療法の限界を補填し,再発率を5%以下にする手技であるが,その適応に関しては今後の検討課題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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