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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻13号

1999年12月発行

文献概要

今月の主題 Evidenceに基づいた内科疾患の予防 脳神経系疾患の予防方法

未破裂脳動脈瘤の予防手術の可否

著者: 大生定義1

所属機関: 1横浜市立市民病院神経内科

ページ範囲:P.2020 - P.2023

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●くも膜下出血は,いったん発症すると高い死亡率,重い後遺症をきたす.画像診断の発達で,無症状の時期にその原因の多くを占める脳動脈瘤が発見されることが日常的になった.
●予防的な手術については,患者の動脈瘤の状況(大きさ・形・部位など),患者の動脈瘤以外の状況(年齢・合併症など),一般的な動脈瘤の自然史(年間破裂率),手術のリスク(医師の技量・病院の設備・スタッフを含めた診療レベルなど),患者の選好(死・後遺症についての価値づけ,手術・経過観察についてのリスクの捉えかた)などが考えるべき因子となろう.
●本稿では臨床決断分析の手法を紹介する.どの手法をとるにしても,文献で報告されているデータが眼前の患者に適用できるかをよく考えることが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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