文献詳細
文献概要
今月の主題 肝疾患診療 1999 Introduction
肝疾患の外科治療
著者: 伊藤洋二1 草野満夫1
所属機関: 1昭和大学医学部第2外科
ページ範囲:P.211 - P.213
文献購入ページに移動●肝細胞癌については,一般的には総ビリルビン値が2mg/dl以下で,腹水がないかコントロール可能であれば肝切除を考慮し,ICG R15が15%以下で2区域,25%以下で1区域切除を目安としている.
●破裂の可能性が高い肝血管腫は外科治療の適応となるが,実際には破裂の頻度は低く,8cm以下で症状のない症例は肝切除せず,経過観察されることが多い.
●肝嚢胞の超音波検査で壁不整や乳頭状突出像などがあれば,悪性腫瘍の可能性がある.
●破裂の可能性が高い肝血管腫は外科治療の適応となるが,実際には破裂の頻度は低く,8cm以下で症状のない症例は肝切除せず,経過観察されることが多い.
●肝嚢胞の超音波検査で壁不整や乳頭状突出像などがあれば,悪性腫瘍の可能性がある.
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